堤SXSWへ行く Day2

堤SXSWへ行く Day2

堤SXSWへ行く Day2

2017年03月10日

初日から寝坊をかます。起きたらお昼の13時を越えていて、ルームクリーニングのノックの音で目が覚めた。急いで準備をして、気を取り直して街へ繰り出す。

 

今日まずは”バッジ”を手に入れたい。

 

SXSWはどの会場に入るにも”バッジ”が必要で、これはいわゆるイベントへの参加チケットのようなものだ。どこの会場に入るにも、入り口ではバッジの提示が求めらている。

 

ただしこのバッジには種類があり、「Interactive / Film / Music」の3種類と、先程の3つを合わせた「Platinum」が存在する。何が違うかと言うと、それぞれのイベントへの入場優先度が変わる。例えばIT系のピッチに入ろうと思うと、「Platinum / Interactive」のバッジを持つものが優先され、それ以外のバッジを持つものは後回しになる。「Film / Music」のバッジでも入ろうと思えば入れるのだが、人数が多ければ待たされるし、下手をすれば入れないということもザラだ。

 

今回アンテナでは”Music”のバッジを申請している。他のものも見たいが、時間的にきちんと拾いきれるとも思わなかったからだ。(SXSWはきちんと調べて参加しても全体の2%が見れたらいい方ということらしい) 。今思えば、映画も見れるしPlatinumにしておけばよかったというのが本音である。

 

なにはともあれ、このバッジがないと何もできないので、オフィシャルの総合窓口になっているダウンタウンのConvention Centerへ向かうことに。初日で体力のあるうちに、一度街まで歩いてみることにした。

距離としては約6キロ。京都で言えば北山から、京都駅くらいの距離だろうか。お昼も食べずに歩き出し、適当にどこかで食べようと思っていたのが、甘かった。何もない道がずっと続き辛い。

 

Convention Center手前のガゾリンスタンド+コンビニみたいなところでようやく水を購入。そこまで歩き通しで非常に疲れた。さらにConvention Centerまでようやく到達したと思えば、パスポートを忘れてくるという致命的なミス。バッジの引き換えに事前に発行されたバーコードに加え、パスポートが必要なのだ。そのまま今度は電車に乗り、一路ホテルへ。歩いた努力が一瞬で無に帰した。

みんな自転車をこうやってロックする

電車だと思った以上に早く、15分程度で最寄りの駅へ到着。そこから歩いてさらに20分かけてホテルへ戻り、パスポートをピックしてもう一度Convention Centerへ。今度こそバッジを手に入れることができた。そのままトートバックももらい、プレスの申請を済ませ、これで正式にSXSWにジョイン。

その後ご飯を食べようと街をふらつくが、思った以上にご飯を食べる場所が見つからない。あったとしても、レストランなどきちんとしたところばかりで、少し入りにくい。もっと手軽に食べられるものがないか探し歩いていたところ、立ち喰いピザなるものを発見。おじさんが食べているのが美味しそうだったので、ここで食べることにした。イタリア系のピザらしく、薄めでパリパリとした生地が特徴。焼き立てのピザがまずいわけはないのだ。

今日は実はまだ音楽のイベントはない。InteractiveとMusic、Game、Comedyに関してはそれぞれ日にちが決まっていて、10-19日のSXSW期間中に前後半でそれぞれ分けて行われる。Musicは後半で、13日移行となっている。しかしそれはオフィシャルの話で、アンオフィシャルでは9日くらいからはどこもイベントが行われている。

 

地元オースティンのバンドが集まった、Ringo Deathstarrがトリを務めるフリーのイベントがあることを発見していたので、今日はそれを見に行くことにした。会場は、SXSWの中心地6th Streetを少し北に上がったところにあるCheer Up Charliesだ。会場では年齢確認を求められたが、本当にフリーだった。手にスタンプを手にスタンプを押してもらって入場。普段はおそらくバーとしても機能している。

隣めっちゃ並んでたけど、Platinum優先で入れず。気になる

会場は屋内と、屋外の二箇所で、交互にライブを行うらしい。20時過ぎに入場したが、人入りはまばらだった。それもそのはず、イベントが20時スタートは早い方で、21時スタートの会場も多く、トリは大体25時過ぎからとなっている。22時くらいから人が増え始め、身動きを取るのも大変なくらい人が集まってきた。

今日見たバンドはこんな感じ。良かったのは、Tele NovellaとShmuか。Ringo Deathstarrが良かったのは割愛。彼らもオースティンで育ち、世界に羽ばたいていったバンドだから、地元のキッズからすればとても夢のある話なんだろうな。しかし、Ba./Vo.のアレックスはスタイルが良すぎて同じ人間だとは思えない。

全てのライブを見終わって、2630の終電に飛び乗りホテルへ戻る。SXSWの期間は特別らしいが、終電がこの時間まであるのはとてもありがたい話だ。電車に一緒に乗り込む警察官もあくびを噛み殺していたのが印象的だった。

 

一日通してピザ一枚しか食べてらず、お腹が減ったので、ホテルのフロントにてルームサービスを頼む。さすがに時間的に、やっていないようだが代わりに24時間対応のデリバリーを注文してくれた。アメリカ系の生地の分厚いピザで非常に美味しかったが、「深夜3時に食べるピザと、ラーメンはどちらが身体に悪いんだろう?」と余計なことを思い浮かべてしまった。海外行ったら大体いつも食事が億劫になって痩せるんだけど、今回ばかりは太ってしまうかもしれないと思いながら、一日目は終了。

今日見たバンド

Ringo Deathstarr

Tele Novella

Shum

Ume

Sailor Poon

Stiletto Feels

堤SXSWへ行く

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