2017年03月14日
テキサスは実はアメリカの中でもかなり大きな州で、人口もカリフォルニアについで二番目、面積もアラスカに次いで二番目だ。そのためオースティンだけでなく、他にも飛行機の南アメリカへの玄関になっているダラスや、ジョンソン宇宙センターがあるヒューストン、メキシコと国境を面したエルパソなど街のキャラクターも豊富。今日は他の街にも行ってみたいと思っていたので、最寄りのヒューストンまで車で向かう。
レンタカー屋の予約は12時、少し距離があるためタクシーでお店まで行くことに。予約時間ちょうどに着き、お店で予約していた旨を伝えると、「今車がない」と言われてしまった。どうやら車を借りている前の人がまだ戻ってきていないらしい。ただラッキーなことに30分程度で戻ってくるとのこと。実にアメリカらしいというか、とてもルーズだと感じたが、ないものはないのでしょうがない。近所のメキシカンが美味しいというので、ご飯を食べて時間を潰す。
このメキシカンは当たりだった。メキシカンでは基本的にお通し的にナチョスが出てくるのだが、どこのお店もチリソースの味が違う。このお店のチリソースが実にうまく、ナチョスだけでもお腹が膨れるくらいずっと食べていた。さらにタコスもランチは2つで$5らしく、激安。アメリカではハンバーガーでも一食$10をこえてくることがあるので、非常にありがたい。なんとこのお店ナチョスもフリーでおかわり自由、飲み物も一杯目のみ有料でおかわりも自由となんとも至れりつくせりだった。
食事が終わりレンタカー屋に戻ると、車は返ってきており、無事に借りることができた。そのまま慣れない左ハンドルと右車線に苦労しながら、出発。アメリカは車道が大きく、車線も別れているものが多いが、その分スピードも出ているので、間違えて反対車線に出たらと思うとゾッとする。ヒューストンまでは約3時間、ハイウェイにて東に向かう。
正直アメリカの広さを舐めていたところがあり、Google Mapの予測で3時間ならわりとすぐに着くだろうと思っていたのだが全然そんなことなかった。理由としては法定速度が速いこと。法定速度が約80マイル (=130km) なのだが、慣れない左ハンドルで、知らない土地ということもあり、スピードが出せない。なので常時100kmくらいで走っていたのだが、そのスピードでは予定より時間がかかる。しかも道中になにもない。牧場と牛と馬、テキサスと聞いて思い浮かべるような光景が延々と続いた。写真を撮りたかったが、延々とハイウェイが続き、途中止まることもできずひたすらに道を走る。
途中何度か休憩を挟みつつ、無事にヒューストンに到着。本当は少し観光的なこともしたかったのだが、配車が遅れたことや、到着に思ったより時間がかかったことでそれは難しくなった。とりあえずレコード屋がいくつかあるようなので、そこへ向かい、焼いてきたCDを渡していく。それに加え、店員にSXSWのおすすめアーティストも聞いていった。時間的に2店舗しか回れなかったが、どちらのお店も非常に対応がよいことに加え、まだまだレコードの販売がしっかりしていることに驚いた。アメリカではレコードは全盛みたい。