堤、手ぶらで台湾へ行く Day2

堤、手ぶらで台湾へ行く Day2

堤、手ぶらで台湾へ行く Day2

4月30日

着るものがひとつしかないので、今回の手ぶら旅の問題点は衣類であろう。とりあえず昨晩、シャワーを浴びる時にTシャツとパンツを洗い、部屋に干しておいた。事前に台湾の気候はすでに真夏日であると聞いていたのだが、思ったほど暑くなく、Tシャツジャケットに一枚で丁度よいくらいだった。それでも少なからず汗はかくので、毎日洗いたいところだ。一応ホテルに洗濯機があるが、これだけのためにお金を払って回すのはもったいない気がする。とりあえず一着くらいはどこかで買い足したい。

台北路線図

先日斑斑と食事をしている時に、「明日はなにをするのか」と聞かれていた。特に決めていなかったが、海辺の町”淡水”に行ってみたいと思っていたので、その旨を伝えるとアテンドをしてくれるとのこと。どうやら彼女の通っていた高校が淡水にあり、詳しいらしい。11時にMRTで待ち合わせをして、駅のホームで無事に合流。そこから台北駅からMRTで乗り換えなしで40分、淡水信義線の終着駅だ。

淡水駅
駅前

のんびりとした海辺の町だと聞いていたので、結構田舎なのかなと思っているとそんなことはなく、大きなビルの立ち並ぶ都会だった。日系のチェーン店も多く、台北市街とあまり変わらない雰囲気だが、日本人観光客はほとんどいなかった。お昼を食べていなかったので、斑斑おすすめのカフェへ向かう道中、淡水の古い市街地を通過したがかなり賑わっていた。大型のショッピングモールも流行っているけど、いまだにきちんと商店街や、個人のお店が市民の買い物の場所として機能していることは本当に素晴らしい。

商店街
市民の台所でもある
バイクが多い
謎の店がたくさんある

10分ほど歩き、「之間」に到着。カフェだが、ベジタリアン向けのイタリアンを出しており、それがおいしいとのこと。中に入るとシックな雰囲気で落ち着いていて、席もほぼ満席状態。見渡した感じだと、お茶をしているお客さんが多かった。気にせず、「パスタ・ピザ・マッシュポテトのなんちゃら」を注文。謎のスープ (多分オニオン) に浸したマッシュポテトを、パンに乗せて食べる料理が止まらなかった。これなんて言うんだろう。

外観
内観
マッシュルームのピザ
マッシュポテトと謎のソース
きのこのパスタ

之間

住所:新北市淡水區中正路330號

FB:https://www.facebook.com/BetweenTeaHouse/info?tab=page_info 

海を見るためにはさらに淡水駅から出ているバスに乗り、30分ほど北にあるところへ行かなくてはいけないとのことなので、今度は川沿いを歩き淡水駅へ戻る。市民の憩いの場?もしくはデートスポット?として機能しているのか、曇天の空模様にも関わらず多くの人が川辺でくつろいでいた。出店も多く、お祭りのような雰囲気。これがほぼ毎日行われているというのだからすごい。

カップルばかり
毎日こんな感じらしい
寺でも商売
海鮮居酒屋みたいなやつ
遊技場
イカ
淡水河、海の直ぐ近く

駅へ戻ると、一番メジャーな「50嵐」という大型チェーンで、大好きなタピオカミルクティーを購入。これは台北市内のどこへ行っても見ることができるとし、個人的には味も安定していて、おいしい方かなと思っている。ただここで気をつけなくてはいけないのは、必ず砂糖は”微糖”で注文すること。台湾の飲み物は基本的に甘いので、通常の量で頼むと一般的な味覚の日本人には激甘です。無事にタピオカミルクティーを購入し、”862”のバスに乗り込みいざ海へ。

肝心のタピオカミルクティーの写真を取り損ねる
異国では電車以上に緊張するよね、バス

海はかなりの透明度で、砂浜もとてもきれいでした。天気がグズついているのが本当に残念。そんな天気にも関わらず、親子連れが波打ち際でキャッキャしていたのを横目で見ながら歩く。海の家的なものも立ち並んでいたけど、カフェみたいなお店が多いのが印象的。その中でも人気なのが「Le Coq」というお店で、置いてある調度品はどれもアンティーク。この日も結構な人入りで、コーヒーが有名みたい。

バスを降りたら九龍城みたいなマンションがあって上がる
海藻の匂いでご飯ですよを思い出す
ロゴがかわいい
入り口
店内

Le Coq 公雞咖啡

住所: 252台北縣三芝鄉北勢子45-16號

FB:https://www.facebook.com/LeCoqcafe

雨がポツポツと降ってきたので、淡水へ戻り、そのまま台北へと戻ることに。その時にMRTのICカードを駅で購入した。これがなんとめちゃくちゃ便利で、逐一切符を買う必要がないというだけでなく、MRTの料金が20%OFF、かつ日本と違い少額から (好きな金額、10NTも可!) でもチャージができるという優れもの。200NTで100NTチャージしているICカードが買えるので、4.5日以上滞在するなら十分元が取れるかと思われます。

ただしデザインは微妙

なんとこの日、斑斑の恋人のUncleの誕生日だということで一緒にお祝いをすることに。「おじゃまして悪くないか」と思ったが、みんなでお祝いするのが好きらしく、全く問題ないみたい。仕事終わりのUncleと合流し、彼が行きたがっていたお店「巫雲」のある台電大樓駅へ向かう。

住宅街の中にあります
お香のいい匂いが店外にまで
店内
大量のLP

巫雲は雲南省で修行をした店長が本格的な雲南料理を出すお店で、店内は大量のレコードに埋め尽くされていた。しかし最大の特徴はメニューがないことだと思う。巫雲には注文という制度はなく、入店時に人数を伝えると、あとは勝手に米や料理が出てくる。どの料理も結構辛いが、絶品でばかりなので、米が無限に食べられることを保証する。また店員のひとりが以前日本に住んでいたらしく、日本語が喋れるので誰でも訪れやすいように思う。ただこの人、何故かおねえ言葉なのであしからず。

米は自分でよそうスタイル
どれも辛いがうまい
ザーサイと肉の辛味噌炒めみたいなやつ
このデザート最高だった

巫雲

台北市羅斯福路三段244巷9衖7號, 台北市

FB:https://www.facebook.com/巫雲-110157952346847/

この日もホテルに戻り次第着ていた服を、身体と一緒に洗い、部屋に干しておいた。きちんと乾きますように。なんだかグルメ日記みたいになってきたなあ。

帰りに寄ったセブン、無印とのコラボはファミリーマーとじゃないみたい
真ん中の飲み物のシャンプーボトル感
どこのコンビニにもある変なにおいのやつ

この日使用したお金 (合計 1238NT=¥4073)

  • 宿 (Muiu inn) 350NT
  • MRT 台北駅⇄淡水駅 50NT×2=100NT
  • 之間 400NT
  • 50嵐 (タピオカミルクティー) 50NT
  • バス 淡水駅⇄海 30NT×2=60NT
  • MRT 台北駅⇄台電大樓駅 14NT×2=28NT
  • 巫雲 250NT

WRITER

堤 大樹
堤 大樹

26歳で自我が芽生え、なんだかんだで8歳になった。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が興味を持てる幅を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。

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