5月1日
さすがに連日連夜の夜更かしで疲労も溜まっていたので、この日はのんびりと起床をする。ただ宿泊先の”Muiui nn”が、今日以降予約いっぱいのため11時には宿をチェックアウトしなければならない。値段的にも、居心地的にも文句はなかったのだがこればかりは仕方がない。今日の宿を探した結果、一番安いのが龍山寺駅近くの”duckstay hostel”だったのでそちらに移動することに。
MRTで移動してもいいのだが、朝一で元気なこともあって歩いて移動をする。台北駅から歩いて2駅、約2km程の距離なので大した距離ではない。またせっかくなので朝食を食べたいと考えていて、西門駅すぐそばにある”阿宗麺線”に寄りたい。有名店なため紹介するのも忍びないが、食べたいという欲求が上回りましたすみません。
阿宗麺線は西門 (渋谷のセンター街みたいなところ) の一角に店を構えており、いつ行っても沢山の人が並んでいるので初めて訪れた人でもすぐにわかるはずだ。どのような料理かと言うと、米粉の麺の餡掛けなのだが、餡にはホルモンやパクチーが入っており、鰹だしとのコンビネーションが絶妙な軽食向きの一品となっている。さらに「唐辛子・にんにく・酢」の3種のトッピングが自由で、僕はこれににんにくを混ぜるのがおすすめだ。相変わらずうまい。
麺線を食べ終わり、duckstay hostelに移動する。受付のお姉ちゃんにチェックインをお願いすると、規則によりまだ受け入れができないと言われた。時刻は12時、チェックインは15時なので3時間もある。荷物の預かりは可能のようなので、荷物を預けお昼ご飯を食べに行くことにする。悩んだすえに小籠包を食べることに。台湾に来たのであれば、これは食べなければならないでしょう。
長ったらしい言い訳になりますが、僕は小籠包が好きで、台湾に来る度に食べている。一番最初に来た時は最も有名な鼎泰豊へ行き、それ以外のお店にもいくつか行った。しばらくして台湾人の友人が何人かでき、知らないお店を教えて欲しくて、「どこの小籠包が一番美味しいのか」と聞いたことがある。しかしみんな口を揃えては、「鼎泰豊の小籠包が美味しい」と言う。だからもうこれに関しては半分ほど諦めていて、台湾へ来たら定番としてとりあえず鼎泰豊へ行くことにしている。誰かおいしいお店の情報があれば連絡をください。
鼎泰豊の有名で言えば、本店や太平洋SOGOの店舗になるのだけど、休日で混んでいそうだし、もう少し空いているところがいい。ということで市街から少し外れた”板橋駅”近辺の鼎泰豊へ行くことに。到着してみると板橋は大きな運動場や、百貨店が立ち並ぶ台北でもわりときれいに整備された地区でした。
MRTから直結の”大遠百”という百貨店の中に鼎泰豊が入居している。駅に降りた瞬間、人が多く嫌な予感がしていたのだけど案の定かなり混んでいた。整理券をもらったところ、二時間待ちとのこと。しかし今更別のものを食べる気にもなれなかったので、買い物をして時間をつぶすことにする。百貨店の生鮮コーナーや誠品書店 (蔦屋書店のロールモデルになった本屋さん) を回ったが、日本語の書籍もかなり沢山置いてあり、台湾人が日本語に日常あら慣れ親しんでいるのがよくわかる。その後ユニクロでTシャツと下着を購入。日本の1.3倍ほどの値段だった。
時間になり鼎泰豊へ戻ると、すぐに席に通してもらえた。鼎泰豊は日本語を喋れるスタッフが必ずいるのと、女性はみんなめっちゃかわいいのが素晴らしい。少しだけ値段が高いが、ご飯も文句なしに美味しい。鼎泰豊は台湾各地にかなりの店舗を出店しているが、大体どこも流行っているのが納得できる。日本にも出店しているが、こちらは更に値段が高く、味もいまいちなのはなんでなんだろう。日本で安くてうまい小籠包が食べたい。
■ 鼎泰豊 (板橋店)
220, New Taipei City, Banqiao District, Xinzhan Rd, 28號B1樓
食事のあとはDuckstay Hostelに戻り、チェックインをすると、ICカードを一枚渡された。これがホステル、部屋、ロッカーの鍵となっているらしいが、デポジットとして200NT預ける必要があるので、紛失・破損には注意しなければならない。部屋はドミトリーだが、一部屋がかなり広く、ベッドにはカーテンが付いているので居心地はかなり良かった。シャワーや、共同スペースもきれいで、これが400NTなら大変ありがたい。しかもシャンプーもボディソープも付いてきた。手ぶらで今のところ問題がなにもない。
■ Duckstay Hostel
No. 316, Kunming St, Wanhua District, Taipei City, 108
身の回りの整理をしているうちに夜になり、今回まだ夜市でご飯を食べていないので、歩いて10分ほどの”南機場夜市”へ行くことにする。少し中心から外れている夜市だからか、観光客がまったくおらず、地元民で賑わっていた。まずは地元民で賑わっている”尚介青鵝肉城”という居酒屋へ入ってみる。
お昼に食べ過ぎて、お腹もそこまで減っていなかったため、様子見で炒飯・空芯菜・麻婆豆腐を注文。台湾の居酒屋の面白いところは、飲み物は全てセルフで取りに行かなければならないところで、このお店も勿論自分で取りに行く。最後に精算する時には瓶の数を数えるわけだが、なんぼでもちょろまかせられそうだけどいいのだろうか。どの料理も味はそれなりで、値段もそれなりだった。
せっかくなのでもう一品くらい食べたいなと思っていたら、路地裏に”阿亮餃子館”という名前のお店を発見。頬張っている人の餃子から判断するに、どう見ても美味しそう。値段も一個5NTと安く、水餃子ならツルリと食べられそうなので席に座る。注文最小個数の10個を注文すると、ものの3分で餃子が出てきた。もちもちの皮、シャキシャキのキャベツ、濃厚なタレに特製のごま油、最高であったことをここに記します。これは無限に食える……!”南機場夜市”へはこれだけでも足を運ぶ価値がありそうですよ。(あとで調べたら、南機場夜市B級グルメとして有名らしいですね)
■ この日使用したお金 (合計 1290NT=¥7200)
・宿 (Duckstay Hostel) 400NT
・阿宗麺線 50NT
・MRT 龍山寺駅⇄板橋駅 20NT×2=40NT
・鼎泰豊 600NT
・尚介青鵝肉城 200NT
・阿亮餃子館 50NT
・ユニクロ (Tシャツ / 肌着) 900NT
堤手ぶらで台湾へ行く
■Day1
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■Day2
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■Day3
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■Day4
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■Day5
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■Day6
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■Day7
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■Last Day